今回の臨床報告 麻痺や痙縮、痛み、シビレの改善例

今回の臨床報告は、以前ブログで報告させて頂いた患者さんの、その後の経過をお伝えしたいと思います。この方は、脳出血および脳梗塞を発症され、右半身の麻痺を患いました。以前ブログで報告した時は、足関節の背屈動作が見え始めたとお伝えしました。

当時は、何回も同じ動きをするように促せ、やっとの思いで動かせていたのが、前回のリハビリ運動を行ったときには、1~2回目からしっかり背屈動作を行い、さらに20回近くも続けて動かせたのです。

本人は、なんとなく動かせている感覚のままで、確信は持てていないようでしたが、改善されているのは間違いありません。自信を持ってこれからもリハビリに励めば、きっと外でも杖なしで歩けるようになるでしょう。手指の痙縮も次第にゆるくなっています。日常生活で、できなかったことができるようになるのも夢の話ではありません。

現在、脳卒中は日本国民の死亡原因第4位となっています。一命を取り留めても重い後遺症を残すケースが多いです。そして、今までとは異なった生活を送り、健全な頃の身体を戻すには厳しいリハビリを続けていく必要があります。継続することはとても難しいことですが、何かしら改善傾向が見えて、希望も持てれば、明日も頑張ろうという気持ちになります。

活脳鍼は、脳卒中後遺症を改善する手助けになります。みなさんのお手伝いができ、励みになれれば、こんなに嬉しいことはありません。 このブログを一人でも多くの方に読んで頂いて、脳卒中後遺症からの脱出のきっかけになればと思います。数ある臨床の中で、印象に残ったのでご報告させて頂きました。改善傾向は人によって様々ですが、治療もリハビリも継続していくことが重要だと現場を通してそう感じました。