院長ご挨拶

高橋龍榮
本名 高橋龍男
りゅうえい鍼灸治療院 院長


責任者をしている高橋龍榮と申します。
医学の道を歩んで早40数年になります。当初総合病院で働いていました。その業務の中で西洋医学が不得意とする疾患があることを知り、新たに東洋鍼灸専門学校で東洋医学を学んだ後、経絡治療という日本の伝統的な鍼灸治療を習得したり、長春中医学院附属病院で本場中国の鍼灸や推拿(マッサージ)、骨傷(接骨)、中薬(漢方薬)を研修したりしました。龍榮という名は、この病院長から授かりました。縁起が良いとのことです。

その後、東京都武蔵野市で鍼灸接骨院を開業し臨床を重ねた結果、中国の伝統医学の長所を取り入れた独自の治療法を編み出しました。現在、三鷹の地でその集大成とも言える活脳鍼を用いることで、脳卒中の後遺症や認知症、うつ病、緑内障、脊柱管狭窄症などに悩む多くの方から好評を得ています。特に脳梗塞や脳出血の後遺症の麻痺や痙縮には効果的です。

東洋医学は奥が深く、いまだに修行半ばという感がありますが、少しでも皆様のお役に立てればと、日々創意工夫をして治療にあたっています。どうか宜しくお願い致します。

脳卒中後遺症の施術に臨む思い

脳卒中は脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの総称です。
いずれも脳細胞が損傷し、脳の機能が低下してしまいます。

欧米では社会復帰のためにCI療法と呼ばれるリハビリを取り入れ早期の機能改善を図ります。
と同時に、鍼灸治療を行うリハビリ施設も多くあります。
WHOや米国国立衛生研究所も、鍼灸施術の脳卒中後遺症への適応の草案や声明書を提出しており
現代医学の補完として鍼灸を含めた代替医療が脚光を浴びるようになりました。

ところが日本では様々な制約が障壁となり、一向に代替医療が伸展しません。

当院オリジナルの活脳鍼を開発

この状況を打破するべく、当院では様々な疾患に対応できる鍼灸技術を高め、多くの脳卒中後遺症で苦しむ
方々のために【活脳鍼】を開発しました。

光トポグラフィー・脳波・筋電図といった科学的作用機序(効果を及ぼす仕組み)も調査し、理論と技術に基づいた当院の標準施術法として確立しました。

もう遅い…と思われても、諦めないで。

脳卒中後遺症は、6ヶ月経過したら大幅な回復は望めないと言われています。そう言われると、絶望の淵に突き落とされ自暴自棄になり、リハビリをする気力が失われてしまいます。人によってはうつ的な気持ちに苛まれ、脳内の伝達ホルモンの分泌も低下し、麻痺に拍車をかけてしまうケースもあります。

しかしこれは従来のリハビリからの予後推測で、鍼灸などの代替え療法を併用した場合の予測ではないはずです。 

発症から長い年月が経っていたとしても諦める必要はありません。

4~5年経過した脳梗塞・脳出血の後遺症でも【活脳鍼】施術後に何らかの改善が見られます。次第に大幅な回復がみられ、社会復帰できた方も数多くいらっしゃいます。

活脳鍼を受けることで手足が動き感覚を取り戻すことができれば、心が明るくなりリハビリにも積極的に取り組む気持ちが芽生えます。当院の脳卒中の後遺症の施術に臨む思いはココにあります。

勿論、【活脳鍼】だけで事が済むというような奢った気持ちはありません。主役は医療です。優秀なリハビリ科の医師や理学療法士、作業療法士などの医療スタッフの努力の甲斐があり、多くの患者さんが回復しているのは事実です。

活脳鍼は鍼灸という土俵の中で“動かす!”ということに重点を置いています。あくまでもリハビリをスムーズに行える手助けをするのが、我々の使命と考えています。

麻痺や痙縮、痛みシビレに負けない精神力と、積極的なリハビリで回復を目指し、少しでも多くの方に社会復帰して頂きたいものです。

著書

脳卒中の後遺症に驚きの活脳鍼

脳卒中の後遺症に驚きの活脳鍼

高橋龍榮 著
横田昌典 監修