【複視】同名半盲、脳梗塞脳出血後遺症なら脳幹や後頭葉の血流改善が必須!

「活脳鍼」

脳卒中の後遺症に効果的

複視、同名半盲

脳梗塞や脳出血の後遺症 同名半盲や複視の治療が得意です!

諦めない!

脳卒中の後遺症 複視や同名半盲でお悩みの方に朗報!

活脳鍼は複視や同名半盲にも効果的です。

脳梗塞や脳出血は手足の運動マヒやしびれだけではなく、複視や半盲といった視覚障害も引き起こします。

複視は脳幹の梗塞や出血により動眼神経などの脳神経の機能が低下し、眼球の運動を司る筋肉がマヒする現象です。

焦点が合わなくなり、物が二重の見えたりする他、めまいや眼瞼下垂、光がまぶしく感じる羞明などの症状をあらわします。

同名半盲は視野が片側半分になってしまうことです。

目の神経は交差していますので、左半分の視野が見えなくなる場合は右の後頭葉に問題があります。

左同名半盲と呼ばれます。

また、右半分の場合は左の後頭葉の損傷で、右同名半盲と呼ばれます。

物が上手くつかめなくなったり、物にぶっかったりと、どちらも生活するうえで不便を感じます。

それどころか、走っている車や自転車が確認できず、恐怖を感じることもあります。

外出もままなりません。

ところが、いまだに脳梗塞や脳出血が原因の複視や同名半盲は有効な治療法がないので、お困りの方が多いのが現状です。

その理由は画期的なリハビリ法がないからです。

確かに複視においては瞬間的に焦点を合わせるリハビリが行われていますが、全ての方に効果があらわれるとは言えません。

また、同名半盲には、視野が欠けている境界に反復的に視覚刺激を与えるというリハビリが行われていますが、決定打ではありません。

それでも諦めないでください!

当院は脳梗塞や脳出血の後遺症の治療を得意としています。

脳卒中の後遺症の複視や半盲に対しても自信を持って治療にあたっています。

独自の治療法「活脳鍼」は脳を活性化し、反射的に脳幹や後頭葉に刺激を与えることが推測されています。

それは多くの臨床例が示しています。

治るとまでは言えませんが、日常生活に支障がなくなる程度まで改善する例が続出しています。

是非、半盲や複視でお悩みの方、独自の鍼灸治療“活脳鍼”の効果を体験してみてください。

まずは複視についてご説明しましょう。

視るとは?

視野に入る目的の物体に焦点を合わせ見ることです。

見るという言葉も使われますが、ぼんやり眺めることも含めますので、注意して見るときは視るが正しいでしょう。

この視るという動作が出来なくなる多くの原因が複視なのです。では、複視について順を追ってご説明します。

目はカメラ

視野に広がる物体は光として角膜から水晶体、硝子体、網膜に届き、像として結ばれます。

次に電気信号として視神経を介して後頭葉の視覚野に運ばれます。

前頭葉と脳幹、眼神経、外眼筋のチームプレー

後頭葉の視覚野で像の形や色彩が解読され、画像として処理され、その情報は前頭葉に運ばれます。

更に前頭葉が画像の情報を精査する際、対象物を凝視する必要があります。

それが自分にとって取るに足らないものか、重要なものか、どちらとも言えないものか、対象物にピントを合わせ再確認するのです。

それを可能とするのは、前頭眼野の指令を受けた脳幹と動眼神経、そして外眼筋のチームプレーです。

そのシステムが崩れると、ピント調節が困難になり、対象物に焦点が合わなくなってしまいます。

当然、前頭葉に届いた画像もぼやけます。

二重に見えたりぼやけたりという複視という症状があらわれるのです。

複視になる原因は様々ですが、本サイトで取り上げるのは脳の虚血性疾患からの視力障害ですので、脳幹に的を絞って解説します。

6つの筋肉が焦点を合わせる

物を見るときは両眼が物の方向に向かい、焦点が一致するようにします。

両目で見ることにより視野が広がり遠近感もつかめます。

これにより物を取るのも物にぶつからないようにするにも便利になります。

その眼球の運動を司っているのは眼球に付いている6つの筋肉で、上直筋、内直筋、下直筋、外直筋、上斜筋、下斜筋です。それぞれが適宜伸びたり縮んだりして、眼球の向きを変えて、焦点が定めています。外眼筋という総称で呼ばれています。

脳幹の脳神経が支配

その外眼筋を支配しているのが動眼神経と滑車神経、外転神経という3つの脳神経です。

両眼性複視は、これらの筋肉や脳神経に障害があるときに発生するのです。

特に脳幹からこの3つの脳神経が出ていますので、この部位の梗塞や出血は両眼性複視という後遺症を起こしやすいのです。

しかも脳幹が原因の場合は効果的な改善法がないので、特殊な眼鏡を使用するか、あるいは自然回復に期待するところが大きいのです。

複視とは?

動眼神経は上直筋、下直筋、内直筋、下斜筋を支配しています。

これらの筋肉は眼球を上下、内側に向ける働きがあります。

したがって、動眼神経の損傷は麻痺した眼球の外向き以外の運動ができにくくなるのです。

また、まぶたを上げる運動に携わる眼瞼挙筋や、瞳孔の開き加減を調整する瞳孔括約筋も支配しています。

したがって、動眼神経の機能が低下すると、複視どころか、まぶたが下がって目があけられないという眼瞼下垂や、目に光が入っても瞳孔が縮まらないことから眩しくて仕方がないという羞明も起こしてしまうのです。

外転神経は眼球を外側に動かす働きがある外側直筋を支配しています。

これが損傷を受けると、眼球が内側に向いてしまう斜視という症状をあらわします。

俗に寄り眼と呼ばれています。

滑車神経は上斜筋という筋肉を動かす神経を支配しています。

上斜筋は眼球を内下方と内回しする働きがありますので、滑車神経が麻痺すると、これらの動作が出来なくなります。

滑車神経麻痺では下側を向いたときに複視を生じますが、頭を麻痺した側に向けると複視を避けることができます。

つまり、複視とは脳幹から伸びる動眼神経や外転神経、滑車神経の機能が低下して、それぞれが支配している眼球を動かす筋肉が麻痺してしまう現象なのです。特に動眼神経が障害を受けると、眼瞼下垂や羞明など、様々な症状があらわれます。

複視は単眼性と両眼性

複視とは物が二重に見えることです。

片側に起こる場合は単眼性複視と呼び、多くは乱視や白内障、水晶体の変性が原因です。

問題なのは両眼に起こる両眼性複視で、眼以外の場所に原因となる疾患があるケースです。

筋無力症やギラン・バレー症候群、そして脳卒中による眼球運動を司る神経の機能障害です。

単眼性複視は片眼を閉じて物を見れば簡単に判断できます。

どちらか片方の眼が二重に見えるといくことであれば、その眼だけが複視ということになります。

ところが、両眼性複視は両眼で物を見たときだけ二重にぼやけて見えるので、簡単に自己判断できます。

両目で大きく左右上下にある物を見たとき複視を自覚することもあります。

ですから、両眼性複視の方は片目で物を見ることがおおくなります。

遠近感が得られないので、とても不便です。

次は同名半盲です。

まずは視野とは何でしょうか。

視野とは?

視野とは目を動かさないで一点を見つめ、その状態で目に映る範囲のことです。

また、その見える角度を視野角と呼びます。

人の片目だと、水平方向外側に100度前後、内側に60度前後、上側に60度前後、下側に70度前後と言われています。

この視野角を狭める多くの原因は網膜症や緑内障、網膜色素変性症、網膜剥離です。

これらは眼球自体に原因がありますが、側頭葉や後頭葉の脳梗塞や脳出血で発生することもあります。

特に後頭葉は画像を作成していますので、この領域が脳梗塞や脳出血により損傷を受けると欠けた画像となり、視野狭窄を起こします。

観るとは?

眼から入った物体は網膜で像になり、それが電気信号として視神経を介して後頭葉の1次視覚野に運ばれます。

途中の視交叉で左眼の像の情報は右後頭葉にも、右眼のは左後頭葉にも運ばれます。

これが立体視できる仕組みなのです。

1次視覚野が起点となって、更に高次の視覚野へ運ばれ、画像処理が進みます。

形も色も正確に描写した画像になっていきます。

更にその情報は頭頂葉と側頭葉を通るルートとに分かれ、考える脳である前頭葉に届きます。

側頭葉で画像が記憶されます。

その結果、観ることができるのです。

つまり、観るとは目に入った物がどんな意味があるか理解しながら見ることで、同時に脳が活発に働いている状態です。

例えば、パソコンの画面の画像や文字について考えたり記憶したり操作したりする際の目の働きです。

また、映画や劇、スポーツの対戦を観賞したり、絵画や工芸品を鑑賞したりする際も使われる言葉です。

考え理解する脳、つまり、前頭葉が活発に働いているのです。

そのためにも後頭葉が正確な画像データを造らなければなりません。

後頭葉の視覚野が脳梗塞や脳出血で損傷を受けると、この作業が困難になります。

それが左右の後頭葉に広く及びますと、全く画像が造れなくなり、視野を失います。

但し、このような状態は稀で、多くは片側の脳梗塞や脳出血ですので、視野が半分欠けるといった症状になります。

これを同名半盲と呼んでいます。

同名半盲とは?

目から入る像は後頭葉に達することで詳細な画像に変換されますが、その途中で何らかの障害があると、半盲などの視野欠損を起こしてしまいます。

特に脳梗塞や脳出血が原因の場合は同名半盲と呼ばれ、片側の視野が欠損するという特徴があります。

同名とは同じ側という意味で、両眼の同側に視野欠損がみられます。

したがって、右後頭葉の損傷は左同名半盲を招き、両目とも左側の視野に欠損がみられます。左

後頭葉では右同名半盲になり、両目とも右側が見えなくなります。

同名半盲は様々な原因で発生します。

脳梗塞や脳出血などの脳卒中以外では、脳腫瘍、水頭症、多発性硬化症などが挙げられます。

脳腫瘍などの脳を圧迫する病気は外科手術や放射線、薬剤といった治療法がありますが、脳卒中が原因の場合は視覚細胞が壊死を起こしているので、根治療法はありません。

但し、脳腫瘍などの重篤な疾患が原因の場合は死に至る可能性もありますので半盲どころの騒ぎではありませんが、脳卒中の後遺症による半盲でしたら命にかかわることはありませんし、症状が固定すればそれ以上悪化することはないと言われています。

その他、脳卒中で広範囲に後頭葉を含め右脳の脳細胞がダメージを受けると、左半側空間無視という症状があらわれることがあります。

左側の存在を意識しなくなりますので、頻繁に左側にある物にあたるようになります。

次に具体的な半盲の例を説明します。

それぞれの図を参考にしてください。

上の画像の×(1)の障害は視交叉より眼球寄りの視神経の伝達障害です。

緑内障や黄斑変性など網膜疾患による片眼の視野障害で、悪化すると失明も考えられます。

×(2)は視交叉の障害で、耳側の半盲になります。

異名半盲とも呼ばれます。

外側が損傷を受けると両眼の内側が見えなくなります。

これを鼻側半盲と言います。

下垂体腫瘍が疑われます。

同名半盲は視交叉から外側膝状体に向かう視索や、後頭葉に繋がる視放線、そして後頭葉の視覚野の障害です。

×(3)や×(4)になります。

視放線は側頭葉から後頭葉に入り込みますので、当然側頭葉や後頭葉の梗塞や出血でも発生します。

右視索や右視放線の障害ということで左同名半盲を例としましたが、左視索や左視放線でしたら右同名半盲となります。

更に視放線の障害が少なければ1/4半盲、逆に大きければ全盲になることもあります。

以上、複視と同名半盲についての説明をしました。どちらも難治です。

それでも、絶対あきらめないでください。

活脳鍼でしたら、複視や同名半盲を改善させる可能性が高いのです。

西洋医学の限界を感じたら、是非活脳鍼を試してみてください。

そこで、活脳鍼の複視や同名半盲に対する作用や効果についてご説明しましょう。

活脳鍼の複視や同名半盲に対する作用と効果

活脳鍼がどのように脳に作用して複視や同名半盲に効果をあらわすのか、明確なことは解っていません。

優れた現代医学を以てしても脳機能の一部しか理解できていませんので、仕方ないことです。

それでも、当院のレベルで可能な限り活脳鍼の作用機序を調査し、その結果から示唆される仮説を立ててみました。

活脳鍼は視床に刺激を与えます。これは解剖学的に認められます。

視床は脳幹の一部であり、そこから目の運動に必要な動眼神経が眼球の筋肉に伸びています。

また、活脳鍼は前頭葉の前頭前野の血流を増やし活性化することが推測されます。

これは光トポグラフィーという検査器を用いて調査で判明しています。

前頭葉には脳幹を賦活するループが存在しています。

つまり、活脳鍼の刺激が2重に脳幹に影響を与えることが考えられます。

これにより動眼神経の機能を高めることで、複視の改善がみられるのでしょう。

動眼神経麻痺の羞明や眼瞼下垂、めまいも同時に回復することが多いので、可能性の高い仮説です。

次に同名半盲ですが、目に入る画像は視床を介して、側頭葉から後頭葉に運ばれます。そして前頭葉で認識して明確な画像処理が行われます。

この過程での機能強化が回復につながるのでしょう。

活脳鍼の刺激は視床を介して側頭葉から後頭葉、前頭葉に伝達されます。

恐らく視床への刺激がカギを握っているのでしょう。

同名半盲は改善しないが定説になっていますが、決してそんなことはありません。初回でも活脳鍼施術後に多くの方が視野の広がりを実感しています。次第に視野検査でも大なり小なり視野の拡大が認められるようになるケースが殆どです。これには眼科医も驚きの表情を隠せません。

詳しくは引き続きご覧ください。

活脳鍼の複視に対する効果

複視の対策ですが、基本的に脳幹を活性化することが大切なことです。

脳卒中の後遺症としての複視の原因の多くは脳幹の損傷だからです。

脳幹からは眼球の運動を司る神経が眼球の筋肉に向けて伸びています。

その筋肉は内眼筋と外眼筋と呼ばれ、弛緩と収縮を行うことで物に視線やピントを合わせています。

特に複視に深く関わるのは外眼筋です。

これらが眼球自体の運動を行っているからです。

内眼筋は瞳孔や水晶体の調整する機能があります。

ですから、羞明などは内眼筋の麻痺と言えます。

外眼筋を支配しているのは中脳から出力する動眼神経・滑車神経と、橋から出力している外転神経と呼ばれる脳神経です。

動眼神経は内眼筋も支配しています。

そこで、如何に複視を改善させるかです。

小脳や脳幹の脳梗塞や脳出血で発生することが多く、眼球を動かす神経の機能が低下した状態です。

症状は物が二重に見えることですが、小脳や脳幹に障害が起こると、眼瞼下垂やめまい、ふらつきといった症状も出てきます。

この場合、小脳や中脳、橋、延髄の機能を高めることが必須条件になります。

また、大脳皮質-大脳基底核ループや基底核-脳幹系の投射を活発にすることも必要でしょう。

更に前頭葉の前頭眼野や補足眼野の機能も活性化すれば申し分ありません。

前頭眼野や補足眼野は脳幹の上丘に直接情報を連絡して、遅速はあっても随意的な眼球運動や空間認識に関与しているからです。

側頭葉や後頭葉の機能を高めることも回復に好影響を与えるでしょう。

その上で、活脳鍼の作用の推測ですが、前頭葉の血流が増加していることから推測して前頭眼野や補足眼野も活性化させていると思われます。

脳波検査から側頭葉や後頭葉に刺激が伝達しているようです。

これらの脳領域は複視の改善に深く関わっています。

つまり、眼球の運動を調整しているからです。

特に注目したいのが、前頭葉の前頭眼野と補足眼野です。

その情報伝達が増強されれば、外丘を介して動眼神経、滑車神経、外転神経に刺激が加わり6つの眼筋が収縮や弛緩を繰り返し眼球の位置を焦点に合うように調整します。

速い動きは前頭眼野、ゆっくりした動きは補足眼野が受け持っています。

最近、脳の可塑性は大脳皮質の機能を高め、伝達能力を促通させるとの報告があがっています。

その方法が活脳鍼でもあるのです。

また、瞳孔も上眼挙筋を動眼神経が支配していますので、羞明も眼瞼下垂も改善していくのでしょう。

しかも各連合野から届いた正確な情報を前頭眼野や補足眼野が伝達しますので、正常な眼運動につながります。

また、上丘は脳幹の一部の中脳にありますので、脳幹の機能も向上します。

更に活脳鍼の刺激は三叉神経を介して直接中脳、橋、延髄に投射する可能性があります。

その他、脳幹網様体賦活系を鼓舞している可能性もあります。

脳幹網様体賦活系は大脳皮質の活動を支えています。

意識そのものや睡眠覚醒リズムの調節、横紋筋の運動や反射などにも関与し、生命活動を維持させるために必要不可欠な機構となっています。

この脳幹網様体賦活系の機能が高まれば、更に全脳野が活性化させる可能性があります。

前頭眼野や補足眼野の機能が促進されれば、動眼神経から外転筋や内転筋に伝わる刺激も増幅されるかも知れません。

活脳鍼の同名半盲に対する効果

同名半盲の多くは脳出血や脳梗塞などの脳卒中が原因となり、下図の×のように視索や視放線が走る後頭葉や側頭葉が障害を起こすことにより発生します。

ですから、症状を改善するためには、これらの神経伝達を高め、視細胞の活性化が必要です。

同名半盲の多くは脳出血や脳梗塞などの脳卒中が原因となり、下図の×のように視索や視放線が走る後頭葉や側頭葉が障害を起こすことにより発生します。

ですから、症状を改善するためには、これらの神経伝達を高め、視細胞の活性化が必要です。

解剖学的に視床に与えられた刺激は外側漆状体に伝わり、その情報を側頭葉の視放線に送り、後頭葉の一次視覚野に届くことが推測されます。

更に三叉神経の三叉神経主知覚核の上端から上丘にいたる経路があります。

上丘も求心性に側頭葉や後頭葉に刺激を伝達します。

また、物を見ても視床から後頭葉に刺激が伝わりますが、三叉神経の刺激も視床から側頭葉や後頭葉に影響を及ぼす可能性が高いのです。

視床への電気刺激による側頭葉や後頭葉の活性化が実験により確かめられているからです。

その他にも三叉神経への刺激は視床に届くと、上行性網様体賦活系が働き、後頭葉を含めた大脳新皮質を活性化します。

そこで、活脳鍼ですが、脳波マップでも側頭葉に強く影響を及ぼすことが示唆されています。

つまり、活脳鍼により三叉神経に与えた刺激は視床から側頭葉、後頭葉に届くことが推測されます。

この結果、後頭葉の一次視覚野が活性化し、見える範囲を広げているのではないでしょうか。

以上が活脳鍼の同名半盲に対する作用機序の仮説です。

そして日頃の臨床で同名半盲が改善している事実を重ね合せると、活脳鍼の同名半盲に対する効果は間違いないものと思われます。

論より証拠、ここで同名半盲の症例をご紹介しましょう。

視野検査により視野が広がっていく様子が解ります。

視野検査を改善の指標とした臨床結果

活脳鍼の半盲に対する作用機序の推測はともあれ、実際活脳鍼の効果は手足の運動麻痺や感覚麻痺の他、複視や半盲にもきわめて高いものがあります。

初回の治療でも視野の広がりを感じる方が多数います。

また、複視が改善して焦点が合うという方も同様にいます。

では、半盲の改善例を紹介します。患者さんは後頭葉の梗塞で、同名半盲でも同名四分盲という状態でした。

それどころか、実際に見える範囲は更に小さく、その1/10程度でした。ところが、現在は1/2程度まで回復しています。

脳の可塑性、素晴らしいものがあります。是非、参考にしてください。

T・Tさん 75歳 東京都在住

現病歴
平成23年12月中旬、心筋梗塞を罹患し、急遽某大学病院にて冠状動脈バイパス術を行う。
その後、血栓が右後頭葉に飛び、左同名半盲を発症した。
当院を初めて受診したのは平成24年8月15日であった。
当初一人で歩くのは自信がないので家族と一緒に来院したとのこと。
同年7月9日に行った視野検査の結果を持参してきたので、定期的に視野検査を受け、改善の指標とするようにアドバイスしました。
経過
東洋医学的な診断を行った後、活脳鍼を行う。
特に後頭葉に刺激が加わるように三叉神経第1枝の支配領域に鍼を刺入した。
治療終了後周囲が明るく見えると感想を述べていた。
その後1週間に一度の割合で活脳鍼を行うことになり、3回目あたりから視野が広がった感があるとのこと。
確かに下の図のように2012年9月5日の視野検査では若干視野の広がりが観察された。
その後も定期的な視野検査で、確実に視野の広がりが認められた。
最近は左側にある物が掴みやすくなったとか、歩行に自信がついたとか、喜びの声を聞くようになっている。
勿論、一人で来院するようになった。

M・Sさん 40歳 女性

現病歴

2023年4月、くも膜下出血による左同名半盲を発症。主治医から快復は不可能と言われたが、何とか改善したいということで、夫とともに来院しました。

経過

同名半盲を対象にした活脳鍼を行う。当初視野の広がりを自覚できず、不安な顔で受診していました。ところが3~4回治療を行うと、左の下が広がったように感じるとの報告がありました。そこで、視野検査を行うと、明らかに改善していることが判明しました。下図の青い実線は発症当初、黄色は活脳鍼施術後2ヵ月目、黒は5ヶ月目の視野です。約半年で両目とも視野が広がっていました。特に左目下方の視野の回復は顕著です。西洋医学で回復不可能とされても、東洋医学で改善する例もあります。諦めることはありません。

M・Sさん 83歳 男性

現病歴

ポリープが眼窩内視神経を圧迫し、一側盲を発症しました。2023年2月に摘出手術を行い回復傾向にありましたが、それでも1ヵ月過ぎても視野の半分近くを失っていました(下図青線)。特に下方の欠損が著しい状態でした。そこで、4月7日遠路遥々来院しました。

経過

活脳鍼の他、緑内障対策の鍼灸治療を行いました。初診時から視野が広がったと喜んでいました。実際治療後2ヶ月目の視野検査では、顕著な視野の拡大が観察されました(下図黄色線)。4ヶ月目には欠損部は僅かになり、全く不自由を感じないほどに回復していました(下図黒線)。現在、完治を求め、引き続き来院しています。この結果を踏まえ、視交叉より眼球よりの視神経損傷は眼底血流を促進させ、視神経の機能を高める必要性を感じています。

K・Sさん 女性 20代

現病歴

初診は2023年8月、1年前に左後頭葉に脳出血を発症し、その後右同名半盲の後遺症があらわれました。担当医から快改善は望めないと断言され、精神的にも落ち込んでいました。月に2回ほど活脳鍼を行いました。2~3ヶ月経過すると、視野が拡大したような気がするとのことで、病院で視野検査をしました。2024年1月の結果では、明らかに下方の視野が広がっていました。2022年5月の黒線に比べると、一目瞭然です

では、ここで実際に活脳鍼を受けた複視や同名半盲の方の感想をご紹介しましょう。

実筆の喜びの声

活脳鍼の治療を受けた方の感想です。

●男性 70代 後頭葉の梗塞による左同名半盲

当院で治療を受ける前はだんな症状でお悩みでしたか?

脳梗塞を発症して後頭葉の視覚を司る部分にて障害を起した為視野の欠損状態となった。診断は左半盲で視覚の範囲は40%位となり集中力がかなり減退した。

Q 実際に治療を受けていかがでしたか?

治療を施していただきまして、視野が60%位迄に回復した状態に感じています。又視力が両眼共”1.2”の状態が保たれています。

女性 50代 椎骨動脈解離による脳幹梗塞後遺症 複視 右感覚マヒ 発症前より不同視

当院で治療を受ける前はどんな症状でお悩みでしたか?

私は5年前の54才の時に椎骨動脈解離で突然倒れました。

数日の安静の後、自分で立つどころか起きる事も出来なくなってました。

リハビリ頑張り杖使用で退院する事が出来ましたが、視野の複視と右半身の感覚障害があり運動障害にはリハビリがありますが、私の障害は自然治癒しかなく、治る確率が少ないので治らないと思っていた方が良いと言われて退院しました。

Q 実際に治療を受けていかがでしたか?

入院中に先に退院した方がこちらの治療院へ通い運動障害が軽減されていたのを目の当たりにして入院中に治療の予約をして退院2日後に治療を始めました。

1年後には、何も感じなかった右手右足が少しずつですが冷たさや痛さなどを感じる事が出来るようになりました。

また視野の複視の範囲も狭まりました。今は予防のために治療院へ楽しく通っています。

病気になる前はひどいガチャ目で左目の視力が悪かったのも治療のおかげで視力検査の方もビックリされる位に左右が同じように回復しました。

●男性 40代 くも膜下出血後の脳幹圧迫後遺症 左視野障害 両肩痛

当院で治療を受ける前はどんな症状でお悩みでしたか?

左目が見えない、両肩が上らない

実際に治療を受けていかがでしたか?

左目のにごりが消えもとどおりに見える様になった。

両肩も少しずつよくなり痛みも少しずつ軽くなった。

女性 50代 脳幹梗塞後遺症 頑固なめまい 左顔面・下肢知覚マヒ 軽度複視

当初困っていた症状をお書きください。

脳梗塞発症後、左顔面と左足が熱、痛みを感じづらくなるマヒ、また後遺症によるめまいがあり、複視あり、インターネットにてここを見つけて来てみました。

現在どのように改善したかをお書きください。

来て数回は特に何も感じませんでしたが、やめようと思った1ヶ月後ぐらいから痛みが少しづつ感じる様になり、今は半年過ぎになりますが、気がつくとめまいは今までは毎日朝起きるとしていたのが、月に2~3回あるかないかになりました。

複視も良くなりました。

継続して来て良かったです。

これからも続けるつもりです。少しづつでも良くなる様に!

●男性 50代 脳幹梗塞後遺症 複視 眼瞼下垂 羞明

当初困っていた症状をお書きください。

カテーテルをした後、脳幹梗塞になりました。症状は複視とまぶたが垂れること、そして眩しいことでした。

現在どのように改善したかをお書きください。

りゅうえい先生の針治療を1年ぐらい受けて、まぶたが垂れるのも眩しいのも感じなくなりました。

複視もかなり良くなって、下の方を見るとき以外は問題なくなりました。

本当に有難うございました。

●女性 50代 右延髄梗塞後遺症 ふらつき めまい 複視 ワレンベルグ症候群 眼振 複視 嚥下困難 構音障害

当初困っていた症状をお書きください。

①体幹疾調(ふらつき、めまい)歩行困難(杖、介助必須)

②ワレンベルグ症候群(右顔面神経麻痺・外転神経麻痺)

③視覚障害(右目の眼振、複視あり)

④嚥下機能障害(食物の飲み込みできず流動食摂取)

⑤構音障害(発音がききとれない・ききずらい)

現在どのように改善したかをお書きください。

①めまい・ふらつきはあるが、リハビリの成果あり、杖使用ひとりで歩行できるようになった。

②ワレンベルグ症候群であるしびれは少し軽減され、それほど気にならなくなった。

③右目の眼振は消え、複視はなくなったが、まだ右目にはゆがみが残り、違和感あり。

④嚥下リハビリ効果あり、食事を楽しむことが出来るようになった。反面、激太りしたため、足むくみ、ダイエットに苦戦中。

⑤口の中に溜まる泡が減り、復職を期に、発音を気をつけるようになり、改善された。

●女性 70代 脳幹梗塞 小脳失調 抑うつ 羞明ふらつき めまい

当初困っていた症状をお書きください。

朝起きるとき、頭の中が真っ暗で眼がまわり辛かった。

生きていることがつらいと思った。

音(太鼓や他の楽器、人間の話し声、怒鳴り声など)耳栓をしなければ我慢できないくらい煩わしかった。

光、殊に晴天の日の太陽光線が眩しく耐えられなかった。

又、電気の光も、黄色が特に苦手だった。身体が云う事をきかず、自分で行動することが全く出来なかった。

現在どのように改善したかをお書きください。

朝起きるときの辛さは殆ど無くなった。

以前に比べると、音による苦痛も前より少なくなった。

低気圧の時、人混みのなかで辛くなることはあるが、光については以前を思うと嘘のようです。

目下治療中ですが、今かけているサングラスをはずせるようになりたいです。

以前、足がゾウさんのように太かったが、おかげさまで今はカモシカのよう(?)に細くなった。

日常の行動も自分でやろうと思った事が徐々に出来るようになって来ました。

●女性 50代 後頭葉の梗塞による左同名半盲

当初困っていた症状をお書きください。

台所で食事の準備をしていると、急にめまいがして立っていられなくなりました。

ロレツもダメになっていましたので、家族につれられて病院に行くと、脳梗塞ということで即入院することになりました。

徐々に右側が見えなくなり、死んでしまうのではないかと恐怖を感じました。

退院後、手足のマヒはありませでしたが、右側の視力は回復しませんでした。

もとにもどる可能性はないかもしれないとのことでした。

現在どのように改善したかをお書きください。

針治療を受けて、直ぐに視界が広がる感じがしました。

続けているうちに上の方が見えるようになりました。

最初にうちは気持ちがしずんで何もする気にはなれませんでしたが、今は視野も広がりましたし、慣れてきたので、積極的に家事も外出もしています。

感謝しています。

※本ホームページは顧問医の監修のもとに制作されました。