今回の臨床報告 麻痺や痙縮、痛み、シビレの改善例

今回の臨床報告は、2年程前に脳出血を発症し左半身麻痺を患ったKさんのお話です。当院へは昨年の夏頃から継続して通院頂いております。

左半身に痙縮があり全体的に筋力も弱っている為、思うように左上下肢を動かすことが出来ません。左肩は亜脱臼状態の為、動かそうとすると痛みを伴います。しびれはありませんでしたが、感覚麻痺がある為、左半身を触られても『わからない』とのことでした。

早速活脳鍼を行い、治療後にお話をお伺いすると「全体的に力が入りやすくなり、なんとなくだが、身体が動かしやすくなった。もっともっと足首の動きを良くしたい。」とご感想を頂きました。

その後は、Kさんは遠方よりお越しの為、2週間に一度のペースで通院を続けて頂いております。3回目のご来院の時には、「周りの方々に『歩くスピードが早くなったね』と言われるようになった。」とご報告を頂きました。リハビリでは、足関節の背屈が出来るようになり、明らかに前進しているのがわかります。ただ、残念ながら、ご自身としてはまだ実感があまりないとのことで、その後も継続して頑張って通院頂いております。

最近では、少しずつ感覚も良くなってきたようで、触られた時の感覚や、足首の背屈運動時など、少しずつではありますが、わかるようになってきたとのことです。

リハビリのサポートをさせて頂いていると、Kさんと同じように、動きの反応が出始めていても、感覚が鈍い為にご自身で動かしているのがわからない、とおっしゃる脳卒中後遺症の患者様は多くいらっしゃるように思います。

当院独自の『活脳鍼』で、脳を活性化し、お身体を動かすきっかけを何か掴んで頂けたら、大変嬉しく思います。 なかなかリハビリが思うように進まず、脳卒中後遺症でお悩みの患者様やご家族様がいらっしゃいましたら、是非一度当院までご相談下さい。

スタッフ一同、お待ちしております。