GoToキャンペーンについて

新型コロナウイルスの感染が全国規模で広がっています。それに伴いGoToキャンペーンの是非が問われています。コロナ蔓延と経済、難しい課題です。テレワークを含め、GoToキャンペーンも様々な立場の方の思惑があります。オリンピックに関係しているかもしれません。

ただし、GoToトラベル自体が感染を広げることはないと思っています。実際、宿泊施設の従業員に感染者がいないことは当然ですが、部屋の消毒、食事処の3密対策、ロビーや大風呂の換気、受付の飛沫除去や消毒などの感染防止対策が徹底されていれば、感染リスクは激減するはずです。報道では、これらの対策を行っている宿泊施設に限りGoToトラベルの対象にしているとのことなので、GoToトラベル自体にはコロナに罹患する心配はないはずです。

注意すべきは機内や車内での感染リスクは低いので、空港や駅の待ち合いで3密や換気の確認と、それに応じた行動が必要です。例えば、3層マスクの着用は当たり前ですが、感染リスクありと思ったら、15分以上留まらず、外気に触れる場所に移動するなどです。むしろ、宿泊施設の従業員に感染させないように注意する必要があります。これにはマスクの着用と手指の手洗い消毒が欠かせません。また風邪症状や発熱、だるさを感じたら、キャンセルする英断が必要です。出きれば手軽な抗原検査ぐらいは事前に行うと良いでしょう。

感染リスクが高まるのは、旅先に着いたあとの行動にあります。旅先ではおうおうにして開放的な気分になり気をゆるめてしまいます。名所旧跡や観光施設での3密は避けられませんでしょう。観光施設やお店に入るとき、手のアルコール消毒は不充分ではないでしょうか?手のひらを擦る程度では何の意味もありません。指先に一番ウイルスが付着している可能性が高いからです。手のひらにアルコールをためて、反対側の指先をアルコールに漬けにするぐらいの気持ちで消毒する。同じようにもう一方も行う。その後手のひらや指をあらためて消毒することが求められます。当然、アルコールが完全に蒸発したあとでなければ、物に触れてはなりません。蒸発するときにウイルスが不活性するからです。

また、酔うほどに飲食中での静かな会話やマスク着用も守れなくなってしまうでしょう。異性のサービスを受ける所にも行きたくなるでしょう。これでは移し移されを繰り返してしまいます。感染者が確認されていない地方では殆どの方がマスクをしていません。そこに感染した観光客が入り込めば、次々に移してしまいます。 楽しさを半減させてしまうでしょうが、旅先でも自粛した行動が必要なのです。慎みのある行動をしなければ、新型コロナウイルスの拡散は防げませんし、経済も停滞してしまいます。