今回の臨床報告 麻痺や痙縮、痛み、シビレの改善例

今回の臨床報告は、脳出血後遺症による運動障害を患ったYさんのお話です。

腕を動かすと左右に小刻みに揺れて滑らかに動かせません。また、鉛筆を持って字を書くと親指の力が抜けて安定性がなくなり、しっかり握れないため上手に字を書くことができません。足上げの運動も力が入らず、可動域が狭い状況でした。

活脳鍼を行うと、腕を動かしている時の揺れがパッとなくなり、滑らかに動かせるようになりました。親指の力も入るようになり、鉛筆を握って字を書く動作がしっかりできるようにもなりました。足も治療前より高くあげられるようになり、可動域が広がりました。

活脳鍼直後から明らかな回復を実感され、とても驚かれていました。その改善を確かめるように何度も腕や手足を動かしているのが印象的でした。

腕や手指の後遺症は軽度なものなので、活脳鍼とリハビリを続けていけば、しっかりと字を書いたり箸を持って食事をしたりすることができるようになるでしょう。 活脳鍼は、強い痙縮や硬縮がなければ、十分改善が期待できます。これまで多くの方に動く喜びを実感して頂いています。Yさんも日常生活で支障のない程度まで改善されることを期待し治療を続けていきます。