今回の臨床報告 麻痺や痙縮、痛み、シビレの改善例

今回の臨床報告は、以前ブログで紹介しました症例の追記になります。クモ膜化出血で倒れ、視野障害を患いました。靄がかかったような状態で、十分に周りを見ることができず、医者からは「治すにはもう手術をするしか方法がない」と告げられたそうです。目の手術に恐怖や抵抗があるものの、手術をしないと治らないと告げられ、どうしたらよいのかわからずとても不安な気持ちでいっぱいだったそうです。そこで、ご家族がネットで調べて当院を見つけて来院されました。

鍼灸治療は、初めてで治療に対しての不安があり、本当によくなっていくのかと疑心暗鬼な気持ちでいたそうです。治療のペースは週に一度。続けていくうちに、視野の広がりが感じられ、鍼灸は効くのだとわかり、少しずつ安心感を抱いてもらえるようになりました。そして、職場復帰も可能になり、今ではフルタイムで勤務され大変喜んでいます。

現在も、状態はよく、すっかり視野障害は改善し、「ここへ来て本当によかった。奇跡だ。」と嬉しい言葉を戴いています。仕事が忙しいこともあり、肩や腰の痛みのほうが気になり、併せて治療を行っています。

来院当初の、不安でいっぱいだった様子が嘘のように感じられるときがあります。職場の方々にも「本当にクモ膜化出血で倒れたのか。記憶力も病気を患う前よりも良いのではないか。」とビックリされるそうです。 今年は海外旅行を計画することもできるようになり、本人も私も大きく改善されたことに驚いています。いつまでも健康でいられるように、鍼灸治療でサポートできればと思います。