今回の臨床報告 麻痺や痙縮、痛み、シビレの改善例

今回の臨床報告は、脳梗塞後遺症による右半身の麻痺を患いましたHさんのお話です。この方は、当院に定期的に通院して約二年近くになります。

来院当初と現在で比較すると、足の運びや腕の動きなどが力強く動かせるようになっています。具体的にいうと、可動域も広がってきているのですが、腕をよりコントロールしながら曲げたり伸ばしたり、姿勢維持をしたりできるようになってきています。また、足首の動きが、以前よりもしっかり上げられるようになり、その回数も増えています。少しずつではありますが、一歩一歩と回復しています。

以前から強い腕の痙縮があるのですが、こちらも少しずつほぐれていくように柔らかさが出ています。手指をストレッチのように伸ばしていくときに、硬くなり過ぎていないので、最後までしっかり伸ばせるようになっています。本人もその変化に気づいているようです。 私は、少しずつ改善しているので、ご自身で体力の許す限り、毎日リハビリに励んで頂きたいと望んでいるのですが、気持ちがついていけないこともあるそうです。ただ、治療後はリハビリ運動を意欲的に行うようです。多くの患者さんも、治療後は体が軽くなったり頭がスッキリしたりすると言っています。今後も、更なる改善を期待して治療を続けていきます。