今回の臨床報告 麻痺や痙縮、痛み、シビレの改善例

今回の臨床報告は、今年の1月に脳出血を発症、右上下肢の運動障害と構音障害・感覚麻痺などの後遺症を患ったNさんのお話です。全体的に筋力が落ち、ご自分ではなかなか動かせず、また言葉も出てこない状態でした。特に手指に関しては全く動きがみられませんでした。しかし、活脳鍼のあと、再度動きを確認すると、足関節の背屈動作と指を曲げて握る動きが見られ、また治療前に比べると、言葉がハッキリ聞こえるようになったとお連れ様が感激しておられました。
当院では、鍼治療の後に必ずお灸も行っていくのですが、Nさんはそのお灸が苦手なご様子で、いつも頑張って治療を受けられています。お灸の熱さを好きだとおっしゃってくださる患者様もいらっしゃいますが、Nさんのように、苦手に感じる方も勿論いらっしゃいます。しかし、鍼と灸を両方施術することで、相乗効果が期待出来るのです。Nさんもそれをご理解頂き、頑張って通院頂いております。最近では、お灸も少し慣れてきたご様子で、感覚異常も改善されてきたように思います。先日久しぶりにNさんのリハビリを担当させて頂いたところ、初回の時に比べると、明らかに筋力がつき、ご自分の意思で筋肉を動かせているのがわかりました。ご本人も実感があるとのことで、頑張って治療とリハビリを続けていらっしゃる患者様に、このように良い結果が出てきている事は、私達も本当に嬉しく思います。

脳卒中後遺症は、なかなか変化が見えづらい病気です。まだ治療効果の実感や変化が見えてこないという患者様も、決して諦めず、良い結果に繋がるよう、継続して頑張って頂きたいと思います。