今回の臨床報告 麻痺や痙縮、痛み、シビレの改善例

今回の臨床報告は、3年程前に脳梗塞を発症し、その約一年後に再び脳梗塞を発症され、左半身麻痺と感覚障害を患ったAさんのお話です。Aさんは全身の痙縮が強く、ご自分では身体を動かすことが非常に難しい状態でした。

初回時は、とても緊張されていて、鍼灸治療にも不安を感じているご様子でした。また、「身体を動かしてみて下さい。」と言っても、すぐに「無理です。出来ません。」と諦めてしまい、表情も暗かったのが、とても印象に残っています。

治療前は、ご自分では全く身体が動かせなかったAさんですが、活脳鍼治療後、なんとご自分の力で足が上がるようになりました。また、お連れ様から「治療の後から、会話などをしていて、Aさんの頭がハッキリしたような感じがした。」「病気をしてから足が動いているのを初めて見た。」と驚いたご様子で、お喜びの声も頂きました。

当初は「身体が動かない。」「出来ない。」など、否定的な言葉が多かったAさんですが、最近では「杖で歩行訓練を頑張っているよ。」とか「物が握れるようになるかな。」「出来るようになるかな。」など、前向きなお言葉も聞けるようになり、笑顔も多く見られるようになりました。また、通っているリハビリ施設の看護婦さんに「鍼をやり始めてから、だいぶ良くなったね。」と褒めて頂いたともおっしゃっていました。

少しずつではありますが、Aさんが前進していることは間違いありません。ご病気をなさる前に比べると、確かにご不便な点はまだまだ多く、課題もたくさんありますが、一歩ずつ着実に進んでいけるよう、今後もしっかりとサポートさせていただきたいと思います。

Aさんのように、脳卒中後遺症でリハビリが思うように進まず、気分が落ち込みがちな方がいらっしゃいましたら、是非一度、当院の活脳鍼を試してみて下さい。 りゅうえい治療院一同、お待ちしております。