今回の臨床報告 麻痺や痙縮、痛み、シビレの改善例

今回の臨床報告はKさんです。

<来院までの経緯>
昨年7月に脳梗塞を発症。退院後、同じ病室に入院していた人と連絡を取り合う中で、当院のことを勧められて来院。

<来院時の様子>
手は力が入っていない様子でダラッとして杖をついて歩いています。足の運びも歩幅も狭く歩きづらそうです。指を伸ばす力が弱いです。また、杖をよく使うので右の手首が痛むということでした。

<治療>
いつものように活脳鍼に加えて麻痺側の手足にお灸をおこないました。こんなにお灸が熱いとは思っていなかったようで、口元を手を押さえてじっと我慢していました。
また、右の手首にも円皮鍼と呼ばれる鍼のエレキバンのようなものを貼って痛みを軽減するようにしました。

<治療後の様子>
初回の治療後、手首を反らす動きや足首を反らす動きができるようになりました。
その後数回の治療を継続していますが、治療後は毎回身体の動きが軽く感じられるとおっしゃっています。最近では歩行に杖なしでも普通に歩けるということでした。次の目標は足の装具をはずすことと、指の細かい動きをつけることが目標だということでした。