今回の臨床報告 麻痺や痙縮、痛み、シビレの改善例

Yさん 男性

<来院までの経緯>
2008年1月帰宅途中にろれつが回らなくなり、帰宅後更に半身の麻痺が出て、救急車で搬送されました。脳出血と診断され入院し治療を受けました。
退院後インターネットで当院のことを知り来院されました。
<治療前の状態>
左側の半身麻痺があり、肘を曲げることもほとんどできず、指の緊張が強く、手はギュッと握ったままの状態でした。
足は装具を付けており、足首をそらす動作ができず、どこに力を入れていいのかわからないということでした。
<治療>
活脳鍼に加えて、麻痺側の手や足に鍼を刺しました。お灸は同じように麻痺側の手足に行いました。手の緊張をほぐすために手の平や指先にお灸を行いました。肩の動きを良くするために肩や肩甲骨にもお灸を行いました。
治療後には、指の緊張が取れ、握ったままの状態から、指を伸ばした状態になりました。足首にも力を入れられるようになり、わずかですが足首をそらすことができました。
<その後の経過>
現在治療は2週間おきに通っており、肩は痛み無く120°程度まであがるようになりました。指は緊張がとれるようになりました。足首はそらす動きがある程度はできるようになり、歩行のスピードも上がっています。