今回の臨床報告 麻痺や痙縮、痛み、シビレの改善例

<来院までの経緯>
昨年の11月に発症。自宅で左手足のシビレと共に、ろれつが回らなくなりました。救急車で病院搬送され、検査の結果脳出血と診断されました。
退院後リハビリを継続して行なっていましたが、友人に紹介されて来院されました。
<治療前の状態>
鍼の治療が初めてということで大変緊張されている様子でした。肩を上げてもらうと、90度ぐらいで痛みがでるようでした。指の曲げ伸ばしは、指に力が入り硬く握っているためにできませんでした。また、手足の指先と左頬がしびれるということでした。

<初回の治療>
まずは活脳鍼を行い、身体にも鍼を刺しました。麻痺側の手足には鍼を通して低周波をかけ、筋肉に刺激を与えました。
Kさんは鍼がもっと痛いものだと思っていたようで、安心した様子でした。
その後、身体のツボにお灸を行ないました。顔のしびれがある部分には、痕の残らない温灸を行ないました。
一通りの治療が終わった後で、再度肩を動かしてもらうと、動きもスムーズになり110度程度までは上げられるようになりました。しびれについては、治療前と比べて顔も手足の指先もしびれ感が少なくなっているとのことでした。
肩の動きがスムーズになったことについてKさんご本人も喜んでいらっしゃいました。
痛みがない今のうちにリハビリをよく行なって欲しいと説明して治療を終えました。