今回の臨床報告 麻痺や痙縮、痛み、シビレの改善例

今回の臨床報告は、2年程前の1月に脳梗塞を発症し、右半身麻痺と言語障害を患ったMさんのお話です。その年の9月に6ヶ月のリハビリ入院を経て、当院へお越し下さいました。

初めていらっしゃった際のMさんは、こちらの問いかけに対し、『はい』と返答は出来ますが、言葉での受け答えが難しい状態で、ご自身のお名前もスムーズに答えることが出来ませんでした。また肩関節は筋力低下により亜脱臼状態で痛みがあり思うように動かせず、手首から先は全く反応がありませんでした。下肢も筋力が弱くなっており、ご自分の力だけでは、なかなか思うように動かすことが出来ませんでした。

早速活脳鍼を施術してみると、肩の痛みがなくなり90度くらいまでしか挙がらなかった腕が治療後には可動域が150度くらいまで拡がりました。また、下肢も力が入りやすくなったようで、膝の曲げ伸ばしが治療前に比べスムーズに行えるようになりました。

活脳鍼を受けられた多くの患者様が、『力が入りやすくなった』と驚かれます。今まで力の入れ方がわからなかったり、動かないと諦めていた手足が、10分15分鍼を受けただけで反応が見えたことに、ご本人はもちろん、ご一緒にいらっしゃったご家族の方々も大変驚き、感動して涙を流される方もいらっしゃいます。

Mさんは、それから2週間に一度のペースで継続して通院されています。Mさんはとても努力家で、ご自宅でもリハビリを頑張っており、肩周りの筋肉は見違えるほど強くなり肩もしっかりと上まで持ち上げられるようになりました。また初回時は全く反応がなかった指は、曲げられるようになり、苦手だった伸ばす動作も、僅かではありますが、反応が見られるようになってきました。足の背屈も当初は全く出来ませんでしたが、最近ではしっかりと行えるようになりました。言語の方も、初回時と比べると、お名前とご住所・生年月日スムーズに答えられるようになり、まだ100パーセントではないですが、こちらの問いかけに対し言葉で答えられるようになってきました。また、睡眠もなかなか寝付けず十分取れて無かったそうですが、こちらで治療するようになり、ずいぶん眠れるようになったとのことです。

ご病気をする前と比較すると、出来ない事や不自由なことはまだまだ多いかもしれません。しかし、リハビリを始めた頃と比較してみて下さい。出来る様になったことが、きっとあれもこれもと見つかるはずです。皆さんの頑張りは、確実に実になっていることと思います。今後も諦めずに、リハビリを続けて下さい。

りゅうえい治療院は、当院独自の脳卒中後遺症に特化した『活脳鍼』で、リハビリを頑張る皆さんのお力になれるよう、全力でサポートしていきます。

脳卒中後遺症のリハビリが思うように進んでいない方がいらっしゃいましたら、是非一度、当院までご相談下さい。 スタッフ一同、お待ちしております。