今回の臨床報告　麻痺や痙縮、痛み、シビレの改善例

＜来院までの経緯＞
２０１０年５月に交通事故により脳に損傷を受ける。
入院中にご家族がネットで当院のことをしり、何回かお電話にて症状についてご相談をうけました。九州から来院されました。

＜来院時の様子＞
車椅子でご家族に付き添われていらっしゃいました。こちらの呼びかけについては理解ができているようですが、声にするのはなかなか難しいようでした。
手足についても全く動かない状態でした。

＜初診時の治療＞
Kさんは鍼灸治療を前に受けたことがあるといことでしたが、顔に鍼を刺されるのは初めてで少しビックリしていました。お灸は初めてで大変熱がっていました。ご家族の方が「頑張れ、もう少しだぞ。」と一生懸命励ましていました。
こちらも少しでもよくなってもらえるようにかなり強く手や足にお灸を据えました。

＜治療後の様子＞
初回の治療後にほんの僅かですが、手指を曲げることができるようになりました。足は寝た状態で、股関節を曲げ、膝を立てることができました。
ご家族の方も「まさか1回の治療で動くなんて・・・と」大変驚いていました。
その後数回治療を行い、指を曲げる時にどこに力を入れると曲げることができるかイメージができるようになりました。リハビリをしっかり行うことで、もっと動くようになりますよと説明をして治療を終えました。